亜鉛 欠乏症

亜鉛は過剰摂取よりも欠乏症の方が怖いのです

亜鉛の欠乏について話す男性

亜鉛は金属元素の一種で人間の健康と栄養の維持に重要な役割を担っている必須微量元素のひとつです。その役割として亜鉛は多くの酵素に含まれていて遺伝子発現やたんぱく質の合成など細胞の成長と分化に深く関わっているのです。

 

亜鉛が多く含まれている食べ物の代表として牡蠣が有名で、牡蠣を6個食べるだけで成人男性が必要とする1日分の量を満たすことが出来ます。この他にも魚介類や牛肉やチーズなどにも多く含まれています。

 

体内の亜鉛が不足してくると亜鉛欠乏症として子供では成長障害や鉄欠乏性貧血を引き起こす可能性が有ります。大人では皮膚炎や脱毛症、味覚障害、インポテンツを引き起こす可能性があるのです。

 

亜鉛はタンパク質をアミノ酸に分解する際に必要となる酵素や、体内で発生した炭酸ガスを炭酸に換えることで、体内を常に弱アルカリ性を保つ際に必要となる酵素の材料にもなっています。また、細胞の修復に関わる酵素を作る材料でもあるので、亜鉛が不足すると体内の免疫機能が低下することにも繋がるのです。

 

この他にも妊娠女性は特に亜鉛を特に必要としています。これは妊娠女性の子宮内では受精卵が細胞分裂を繰り返して胎児が成長している状態にあるので亜鉛の細胞分裂効果が必要となり、成長ホルモン分泌の活性化にも亜鉛が必要となるからです。また、亜鉛不足は早産や流産、奇形、妊娠合併症のリスクを高めると考えられています。

 

また、逆に亜鉛を過剰に摂取したとしても大きな副作用を起こすリスクは低いと考えられています。これは体内に必要以上の亜鉛が蓄積されると便や尿から排出されるからです。

 

しかし、サプリメントを適切な量だけ使用していれば問題ないのですが、長期間に渡って継続的に使用することによって副作用を起こす場合も考えられます。主な副作用は頭痛や発熱、脱水症状、腎障害などで、他にも亜鉛の過剰摂取は銅の吸収率を低下させてしまうことで貧血となる場合も考えられます。

 

亜鉛は過剰摂取による副作用よりも、亜鉛不足により起きる問題の方が大きいのです。食事から亜鉛を摂取する際に過剰摂取となることはありません。必要量を意識して不足分だけをサプリメントで補うなどして健康的な生活を送りましょう。

 

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